100余年
守り受け継ぐ伝統
history
当店は、大正11年(1922年)に創業した諏訪市で一番古い蕎麦店です。
創業時より、蕎麦粉、水、蕎麦打ちにこだわり、多くの文人墨客にご贔屓にしていただきました。
諏訪市出身の作家新田次郎氏をはじめ、三島由紀夫氏は諏訪を舞台にした「愛の疾走」の執筆で諏訪を訪れた際は必ずお立ち寄りいただき、ちぎり絵作家の山下 清氏にもお召し上がりいただきました。
昭和39年5月には、昭和天皇皇后両陛下にご来店をいただき、献上させていただきました。
その後も、文化人や芸能関係の方々に、多くのご来店をいただいております。

より美味しく
上質な蕎麦を
seriously
創業時から数年前までは、昔ながらの素材と独自の手技「卵切り手打ち蕎麦」にこだわり、味・風味いずれも追従を許さず、全国から多くの蕎麦通の方々にご来店いただきました。
その後、二八蕎麦に手法を変え、よりしなやかなコシとなめらかな喉ごし、香りと味にこだわって日々蕎麦を打っております。
今も変わらず、八ヶ岳の麓で採れた蕎麦粉にこだわり、アルプスの名水を使って蕎麦を打ち、厳選した素材で蕎麦つゆを仕上げてます。
ぜひ、本物の信州蕎麦をお召し上がりいただいて、ふくよかな香りと味をお愉しみください。

本物の信州蕎麦とは
genuine
信州蕎麦と大きくまとめられて呼ばれてますが、長野県には約30種類もの地域ごとに特徴のある蕎麦があります。
更科蕎麦、戸隠そば、赤そばなどの種類の他、大根汁やくるみダレなど食べ方の違いなどもあります
信州産の地粉を使って打った蕎麦の特徴は、蕎麦本来の風味が引き立っていることでしょうか。
昼夜の寒暖差が大きいほど風味が豊かになり、特に標高が高く霧が発生しやすい蕎麦畑で育った蕎麦は「霧下蕎麦」と呼ばれ、風味が良いです。
当店が使用している八ヶ岳の麓周辺で採れる蕎麦粉も寒暖差の大きい厳しい環境で育った、美味しく上質な蕎麦粉です
さらに、蕎麦をうつ水も大切で、そば粉と同じく地元の水で打つことが大切で、味も本来の味をお楽しみいただけます。
そば粉の挽き方でも違いが生じます。
信州蕎麦は、一番粉と呼ばれる白い粉を使う事が多く、特に「さらしな粉」と呼ばれるそば粉は美しい白さが魅力です。
当店は八ヶ岳の麓で育ったそば粉とアルプスの水にこだわってます。

二八蕎麦とは
technique
二八蕎麦(にはちそば)とか、十割蕎麦(じゅうわりそば,とわりそば)と、お耳にした事がありますか。
これは、蕎麦粉とつなぎに使う小麦粉などの割合を示した呼び方です。
十割蕎麦は、蕎麦粉だけですので本来の香りや旨みなどを味わうことができるのが特徴でしょうか。
二八蕎麦は、蕎麦を打つときに、つなぎとして小麦粉などを約2割ほど混ぜて打った蕎麦で、しなやかなコシと滑らかな食感が特徴です。
また、もちもちとした食感も魅力です。
十割蕎麦は、香りや食感が良いですが、ザラザラした舌ざわりと強い歯応えがあるので、少し好みがあるようです。
そのため、当店では諏訪周辺の素材にこだわって、蕎麦粉と小麦粉を厳選して二八蕎麦を打っております。
十割蕎麦と比較されて、二八蕎麦は打ちやすいかの様に思われがちですが、とても奥深く繊細な水加減や力加減が求めらる蕎麦です。
また、女性のお客様やお子様、シニアの方にもお召し上がりやすいお蕎麦です。
